

執筆者:後藤ようこ
鏡面加工製品の撮影
- 2014年05月10日
- 他社の取組
この写真は、ステンレスで出来ていて、周りのものすべてが映り込んでしまう製品です。こういう鏡面加工の製品で、しかも大きな製品を撮影する時は、プロカメラマンも非常に苦労します。しかも、こういう製品は工場からスタジオに動かすことはできませんので、工場内での撮影を余儀なくされるから大変です。大きなトレーシングペーパーや照明を設置して、かなりデリケートに撮影します。こういう製品の撮影をする時は、製品のサイズは?可動式かどうか?撮影場所は?などを事前にカメラマンと打ち合わせをする必要があります。通常よりも少し多めの予算を見たほうがいいです。
逆にそういう事をしないで撮ると、バッチリ変なものが映り込みます。結局、そういったものをレタッチで消す作業がかかり、今度はパンフレットの制作会社さんからレタッチ代をとられます。品質を考慮しながらも、様々なコストを安くあげるためには、知っておいた方がよい内容です。(ちなみに、この写真も、かなり気を配って撮影してもらいましたが、結局、細かい所はこちらでレタッチした画像です)