

執筆者:後藤ようこ
想いを伝える小冊子を作る、まるで自費出版!
- 2013年09月05日
- 他社の取組
- 小冊子
社長の話は長い
昔から「社長の話は長い」と決まっている訳ですが(汗)、なぜ、社長の話が長いのか、それについて長々と書いてみたいと思います。
というのは面白くもなんともない冗談なわけで、短めに簡潔明瞭にまとめますので、ウィンドウを閉じずにゆっくり御覧ください。(笑)
入社式でも、新人研修でも、なんでもかんでも、「社長からの一言」というコーナーがあると、違った意味でビビる方が大勢いるのではないでしょうか?それぞれの社長のパーソナリティの問題は、ここではひとまずおいておいて、社長からのお言葉が、一言で済むわけもなく、起立した状態で、社長の厚い、暑い、熱いお言葉を長々と聞くはめになる訳ですが、これには、ちゃんとした理由があります。
まぁ、理由になっているかどうかはわかりませんが、社長の話が長いのは当たり前なのです。
社長には、自社製品の思いが溢れんばかりに溜まりたまっていて、こぼれたその想いを、みんながすくってくれ〜という事で、
到底、一言では済むはずがないのです。(自分と)社員の生活と、会社を背負う社長にとって、自社製品(サービス)は我が子と同じ。負けてたまるものか、この製品(サービス)を売って売って売りまくるのだ!という、極めて密やかな(?)野望と情熱に、日々押しつぶされながら社長の椅子を揺らしているのですから。(注意:違った意味で椅子を押し潰しそうな社長はひとまずおいておいて下さい)
でも、でも、この、目の前のパソコンに貼った付箋をゆらさんばかりの社長の鼻息ですが、常務、専務、部長、次長、課長(お笑いコンビではない)、主任と、役職の階段を降りていってみると、すこ〜しだけ弱くなるのです。これは、立場や役割の違いですから、当然という事になるでしょう。それぞれのポジションの方には、それぞれの責任や役割があり、もっと違う所で、苦労されているはずです。
しかし、社長の鼻息は、ちょっとだけトーンダウンしてユラユラか、ヒラヒラになっているはずです。
そして、社長は今日も、長い長い一言の場面で、「みんな!一眼となってこの製品(サービス)を売ってきて下さい!」てな
話になるわけなのです。(汗)だったら、社長の想いを長文で渡してしまえ!では、この社長の熱い想いを無駄にすることなく、自社製品(サービス)のセールスに活かせないだろうか?という話になるわけです。
いっそのこと、社長の自社製品(サービス)にかける思いを文章にしてみてはどうでしょうか?創業者であれば、この会社を立ち上げたヒストリーと想いを文章にしてみてはどうでしょうか?
社長が伝えたいことを、ちょっとだけ分かりやすく、多くの顧客に読んでいただけるような小冊子にして渡してしまえ!ということです。小冊子のように、ストーリー仕立てでまとめる事でもれなく、お客様にも長い「社長の一言」をおきかせすることが出来るというわけです。これは、社長の想いでなければならないことはありません。自社製品(サービス)を知ってもらう過程は、実際、どうでもいいのです。対面で、優秀な営業マンに、流暢な日本語で説明してもらうのもよし、分厚い資料を送りつけて、これを全部読んでください!と顧客にお願いするのもよし、美女を営業マンとして送り込んで、ぱっちりつけまつ毛で営業するのもよしです。大事なのは、「きちんと魅力が伝わり、顧客の購買につながったか?」という、1点です。
小冊子というのは、どんなシチュエーションでも、顧客に、同じように伝えられるツールです。
誰が渡そうが、手渡しで渡そうが、郵送で渡そうが、たまたま拾っただろうが、伝えてくれる事は同じです。であれば、会社オリジナルの小冊子で、新たに、会社のフィロソフィーを伝えてみるのもいいと思いませんか?ちなみに、小冊子を作ったからといって、その後の、社長の一言が短くなるわけではありませんので、あしからず。