株式会社ノーブランド株式会社ノーブランド印刷物デザイン・WEBデザイン

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ユニバーサルデザイン(UD)

障害のある方々にも分かりやすい
ユニバーサルデザイン

医療、介護、福祉、公共。
様々なハンディキャップを持つ人々にも優しい
パンフレットデザインを提案します。
ユニバーサルデザイン(UD)

ユニバーサルデザイン(UD)とは

ユニバーサルデザインの基本UD(ユニバーサルデザイン)とは、障害の有無や年齢、性別、人種などにかかわらず、多様な人々が利用しやすいように都市や生活環境などをデザインする考え方です。

平成28年から施行された『障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律』では、すべての人が障害の有無にかかわらず差別されない社会を目指すため、行政機関や事業者に、不当な差別的取扱いの禁止、そして負担になりすぎない範囲での合理的配慮の提供が求められることを定めています。

パンフレットやカタログ制作にも、UD(ユニバーサルデザイン)の考え方が当てはまります。

弊社では、できるだけ正確に伝わるように配慮されたデザインが求められるこの時代に、UD(ユニバーサルデザイン)に沿ったパンフレットデザインをご提案いたします。

ユニバーサルデザイン(UD)が求められる人

UD(ユニバーサルデザイン)に配慮した印刷物は、以下のような方々に求められています。このような方々に向けた印刷物(パンフレット、カタログ等)を作る場合はUDを推奨しています。


ポイント

視覚障害者

弱視者は、周囲の明るさや対象物のコントラスト等の状況によって、同じものでも見え方が異なる場合があります。そのほか、視野の欠損により周囲の情報を十分にとらえられなかったり、視野の中心の暗点により見えにくい方などもいます。

色弱者

色弱者の大部分が「赤~緑」の波長域の見分けがつきづらく、濃い赤が黒に見えることがあります。ほかにも、明度や彩度の近い色の識別が困難です。色弱者は、男性では20人に1人、女性では500人に1人の割合でいると言われています。

高齢者

40歳代以上になると視力の変化を自覚するようになります。加齢とともに色覚機能も低下していきます。黄系や青系の感度が鈍くなり、コントラストに対する感度も低下します。また、白内障になると視野が白濁し、すりガラス越しのような見え方になります。

聴覚障害者

早い段階で失聴した場合、言語を習得する前から聴覚障害を発症してしまうため、複雑な表現や難しい漢字などを理解することが苦手な人がいます。

知的障害者

知的機能の障害があり、複雑な表現や難しい漢字などを理解することが苦手な人がいます。

精神障害者

統合失調症、気分障害、てんかん等の精神疾患を抱えている人は、ストレスに弱く疲れやすい傾向にあります。そのため、物事の内容を理解するのに時間がかかる人がいます。

発達障害者

複数の情報に同時に処理し、全体の意味を把握することが苦手な人がいます。しかしそんな方は、特定の物事を理解するのは得意だったりします。このように、ご自身の能力にアンバランスさを抱えている人がいます。

子ども

年齢によっては複雑な表現や、教えられていない漢字などを理解することができません。

外国人

母国語が日本語でない場合、複雑な表現や難しい漢字などがわかりにくいことがあります。

UDに沿った誌面構成とは

上記のような特徴をもつ方々にも、見やすい読みやすい印刷物を作るには、デザインから工夫することが必要です。以下のような点に注意して印刷物(パンフレットやカタログ等)を作る必要があります。

カラー印刷の場合

白黒印刷の場合



  • 文できるだけ大きな文字で作成する。(例:A4判の場合は、14ポイントで太字)
  • 耳で聞いたときにわかりやすい文章にする。
  • 表グラフ、写真、図等には説明を加える。
  • 色の見え方は一様でないことを常に意識して作成する。
  • 重要な情報は、色以外の手がかりとなる数字やマークも入れる。
  • 文字と背景は、できるだけコントラストの差がある組合せにする(明るい背景に暗い文字など)。
  • 外国語や略語に気をつけ、わかりやすい言葉を使う。やさしい日本語にする。
  • 難しい漢字を使う場合はひらがなやカタカナのルビをつける。
  • 長い文章を読むことが苦手な人もいるため短い文章でまとめる。
  • お問合せ先など大切な情報には、FAX番号やメールアドレスなども併記する。
  • イラストや写真を取り入れ、やさしくわかりやすい言葉で表現する。
  • 必要以上の装飾は避け、ポイントを絞ったシンプルなレイアウトにする。
  • 積極的に多言語で情報をいれる。各自治体によるガイドラインを参考に多言語対応の改善・強化に努める。

料金表

基本デザイン料の20%増し

参考文献

なお、本記事は以下の『わかりやすい印刷物のつくり方 ~ユニバーサルデザインの視点から~』を参考にしてまとめています。

ユニバーサルデザイン(UD)の実際

文字の大きさ

文字の大きさはできるだけ12ポイント以上で構成します。より強調したい部分は14ポイント以上のサイズにします。
ユニバーサルデザイン 文字の工夫

字体の種類

ゴシック体で構成するほうが良いと言われています。場合によって、ユニバーサルデザインを前提にデザインされた書体であるUDフォント(書体)を使用します。
ユニバーサルデザイン 文字の工夫

字間・行間・余白

文字を詰め込みすぎると、字間と行間が詰まり読みにくい文章になります。字間と行間を詰めすぎす、適度な空間、空白をとります。
ユニバーサルデザイン 文字の工夫

5W1H

要点が得られないような文章ではなく『5W1H』を明確にした文章表現にします。

分かりやすく簡潔な文章

横文字やカタカナ語を使わずに、平易な日本語で文章を構成します。文章が長くなってしまう場合は、ブロックなどで区切って表現します。箇条書きでまとめられる場合には、箇条書きにします。

図やイラスト

文章は読む順番がわかるように数字で番号をつけたり、矢印をつけて誘導するようにします。大事なポイントや強調したい点はアンダーライン(下線)を引いたり太文字にします。文章は文字だけでなく、表や図、グラフやイラスト、写真などを適宜おりまぜて使います。

難しい言葉にはふりがな

読み方が難しい人名や地名、固有名詞には、できるだけふりがなをつけます。専門用語や外来語を使わなければならない場合には注釈を付けます。
ユニバーサルデザイン 文章表現の工夫

色づかいの工夫

白黒でコピーをしても強調箇所などがわかるようにして、情報が正しく伝わるように工夫します。カラーユニバーサルデザインチェック(CUD校正)で、P型D型それぞれのシミュレーションを確認します。
ユニバーサルデザイン 色づかいの工夫

色の選び方

ユニバーサルデザイン 色づかいの工夫暗い赤は黒と区別しづらい人がいるので、使う場合は橙寄りの赤を使います。赤と緑を一緒に使うと、似て見える人がいるため、使う場合は青みが強い緑を使います。黄色、黄緑、オレンジの組合せや、ピンクとグレーとみずいろの組合せは避けます。色面積が小さいと区別しづらくなるため、区別させる色はなるべく大きく表示します。

UD検定に合格したデザイナーがアドバイス制作をします

ユニバーサルデザインをご希望される場合は、UD検定(※1)に合格したデザイナーが制作させていただきます。

制作物のご用途やお使いになるユーザーの傾向をお伺いし、言葉や図の効果的な使い方、色の組み合わせ、書体の選定など、ユニバーサルデザインにそったアドバイスをさせていただき、お客様に合わせて制作をさせていただきます。

※1) UD検定・初級 認定番号 第000960号
国際ユニヴァーサルデザイン協議会【IAUD】
https://www.iaud.net/

UD検定

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