デザイン用語集

AMスクリーン

AM（Amplitude Modulation）スクリーンとは、印刷用の画像処理技術の一つです。

規則正しく並んだ点（網点）の大きさを変えて階調を表現する、一般的な印刷方式で、線数は175線です。

これまで長年にわたり、AMスクリーンはスクリーニング技術のスタンダードとして印刷業界で採用されてきました。
この方式の印刷ではインクが紙にのりやすい特性があり、凹凸のある紙への印刷に適しています。

しかし、AMスクリーンは淡いグラデーション・細い罫線などの表現に限界があり、モアレが発生しやすい特徴があります。
また淡いグラデーションでは、トーンジャンプ（*1）が発生しやすくデザインを作る上で予め想定することが必要です。

＊1：トーンジャンプとは、印刷物のグラデーション部分で、自然に少しずつ色が変わらず、層のようなグラデーションになってしまう現象。

印刷品質については、以下の用語集も併せて御覧ください。

ノーブランドでは

弊社のお客様の7〜8割は、このAMスクリーン方式での印刷を選んでいます。

AMスクリーンは、高品質印刷であるFMスクリーンと比べ印刷料金が安価です。
そのため、制作費用のコストカットがはかれるという大きなメリットがあります。

安価な印刷方式ではありますが、想像以上に仕上がりは綺麗です。（一般的な会社案内パンフレットであれば、AMスクリーンで十分です）コストパフォーマンスにすぐれ、多くのお客様に喜ばれています。

ただし、前述した通り、AMスクリーンでは苦手な印刷表現があります。
印刷仕上がりが心配なデザインをご要望された場合は、リスクを回避できるようなデザイン提案をさせていただくか、FMスクリーンをおすすめすることもあります。お客様のご要望にあわせて対応いたしますので、ご安心ください。