デザイン用語集

QRコード

QRコードとは

QRコード（Quick Response Code）は日本のデンソーウェーブ（Denso Wave）によって開発された2次元のバーコードです。QRコードは情報を高密度でエンコードすることができ、携帯電話やスマートフォンなどのデバイスで簡単に読み取ることができます。

QRコードは黒と白の正方形のピクセルで構成され、中央には特定のパターンが配置されています。特殊な図形の中にたくさんの情報が隠れている、いわばバーコードのようなものです。読み取りができる理由は、背景と印字の色の差でコードを識別しているためです。つまり、背景色と印字色の2色に濃淡によって情報を読み取る仕組みになっています。スマホやタブレットのカメラ（QRコードリーダー）を使って読み取りを行うと様々な情報を手に入れることができます。

QRコードは、さまざまな目的で使用されます。

例えば、製品の情報やウェブサイトのURL、連絡先情報、電話番号などをエンコードしたり、支払い方法としても利用されることがあります。その他、広告や宣伝、商品管理、チケット予約、情報の共有など、実にさまざまな場面で活用されています。

《QRコードは何の略ですか？》
QRコードの”QR”は、”Quick Response”(クイックレスポンス)に由来しています。
素早い読み取りを目指して開発された事から、このように命名しています。
（引用：クルクル　サポートサイト）

QRコードが読み取れる情報

ウェブサイトのURL
読み込んだ端末上で、ウェブサイトを表示することができます。
連絡先情報
電話番号やメールアドレス、住所などを文章で表示することができます。
テキスト情報
メッセージや文章、説明文などを表示することができます
SNSへの誘導
TwitterやInstagram、LIENなどのソーシャルメディアのプロフィールや投稿へのリンクを表示させることができます。
クーポンや割引情報
商品の割引クーポンや特典情報などを表示させることができます。

QRコードの形状

QRコードの基本形は、黒色と白色の正方形です。

QRコードはアプリやサービスも用いることで誰でも作成することができます。
最近では、QRコード内にイラストを配置したり黒色以外の色にしたり、丸みを帯びた正方形にすることも可能なりました。

しかし、パンフレットやカタログなどの印刷物にQRコードを掲載する際には、いくつか注意点があります。
印刷したあとでトラブルにならないよう、下記について注意して使いましょう。

注意点

適切なサイズにしましょう。

QRコードは、そのサイズが小さすぎると読み取りができません。URLなど、文字量の多い情報を読み取らせる場合、必然的にQRコードの黒い正方形も小さく細かなコードになります。
印刷物に掲載する際には、極端に小さすぎないか注意する必要があります。

QRコード作成時には適切なサイズであるか確認しましょう。

粗い印刷は注意しましょう。

パンフレットやカタログ印刷では、その印刷方式により品質が左右される場合があります。
スクリーン線数の低い印刷は、線数の高い印刷よりも品質が落ちますので、少々注意が必要です。

印刷物の品質が低いと、QRコードの模様がぼやけたり欠けたりすることがあります。その結果、QRコード部分の印字が不鮮明になり、読み取りが困難になる場合があります。

デザインに注意しましょう。

QR作成アプリやサービスも用いることで、QRコード内にイラストを配置したり、黒色以外の色にしたり、正方形を丸み帯びた形にすることも可能になりました。しかし、あまりにも薄すぎる色（白背景に黄色）にしてしまうと、濃淡が少なく情報を読み取ることができない場合があります。QRコードのデザインを変更する場合は、規格に準拠したデザインにしましょう。基本的には白と黒での印刷を推奨しているようです。