デザイン用語集

レスポンシブデザインとは、ウェブサイトやアプリケーションのデザイン手法の一つです。
異なるデバイス（スマホやタブレット端末など）や画面サイズに応じて、コンテンツの表示やレイアウトを自動的に調整することを目指します。

『Responsive（レスポンシブ）』とは『機敏に反応する』という意味です。

つまり、レスポンシブデザインとは、画面にあわせて機敏に反応し最適化できるウェブデザインのことで、レスポンシブウェブデザイン（Responsive Web Design）とも呼ばれることもあります。

従来のウェブサイトデザインでは、デスクトップパソコンやノートパソコン向けにデザインされることが主流で、画面サイズの小さなモバイルデバイス（スマホ、タブレット端末など）では表示が不十分だったり、使いにくかったりすることがありました。

しかし、モバイルデバイス（スマホ、タブレット端末など）の普及に伴い、異なるデバイスでのウェブサイト閲覧が一般的となったため、異なる画面サイズや解像度に対応する必要が生じ、それを実現するためにレスポンシブデザインが開発されました。

レスポンシブデザインでは、CSS（Cascading Style Sheets）やメディアクエリと呼ばれる機能を使用して、ウェブページのスタイルやレイアウトを調整します。

画面の幅や高さ、デバイスの種類などの情報に基づいて、コンテンツの配置や表示方法を自動的に変更します。
これにより、ユーザーはデスクトップ、タブレット、スマートフォンなど、どのデバイスを使っても快適にウェブサイトを閲覧することができるのです。

また、レスポンシブデザインの最大の利点は、ユーザーエクスペリエンスの向上ですが、その他に開発者側にも大きなメリットがあります。

1つのデザインを複数のデバイスに対応させることができますので、コンテンツの管理や更新が容易になり、開発労力やコストを節約することができます。

いまや、レスポンシブデザインは現代の多様なデバイスや画面サイズに対応するための重要なデザイン手法となっています。