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後藤ようこ

執筆者:後藤ようこ

ノーブランドの強み金曜休みの週休3日は生産性を上げたか

<記事の概要>

当社では平日の金曜日をお休みにし、週休3日制の導入を始めました。実際に当社が週休3日制にして、『労働生産性は上がったのか』について少しまとめました。

1週休3日制をはじめました

実は当社では、今年の8月の末より平日の金曜日をお休みにし、週休3日制の導入を始めました。

これまでも、土日はお休みをいただいていたので、そこに金曜日も休みにしたため、毎週末は3連休になります。
ついこの間は、月曜日が祭日だった日もありましたので4連休になりました。

その代わり、1日の就業時間を延長し、トータルでこれまでの就業時間と同じ時間になるようにしています。
しかも当社は、残業を極力禁止していますので、9:00〜18:30の間に1日の仕事をしっかり終わらせなければなりません。

週末は、金曜日から日曜日までお休みし、翌週の月曜日がやっていますが、月曜日から木曜日なんてあっという間です。
ますます、1週間が短く感じられるようになりました。

8月末からこの体制で開始しており、様子をみて、業務が混乱するようであれば、元の休業日に戻す予定ですが、現時点ではあまり大きな混乱もなく、顧客からも理解を得られているため、しばらくは継続できると考えています。

政府は、『働き方改革』という旗印の元に、労働生産性をあげるような働き方をするようメッセージを掲げています。

これから少子高齢化が進み、労働人口も減っていくわけですから当たり前の事でしょう。

しかし、この『働き方改革』の元取り組みの一環で始まった『プレミアムフライデー』は、なかなか企業の末端までは浸透しないようですね。皆さんの企業ではいかがですか?

当社においては、プレミアムフライデーどころか、丸々お休みになっているので、政府の指針を300%実行しているわけですが。(笑)

さて、ここからは、実際に当社が週休3日制にして、『労働生産性は上がったのか』について少しまとめてみたいと思います。

2週休3日は、労働の生産性は上がったのか下がったのか

まず最初に、『労働生産性』とは一体何なのか?ということを考えてみたいと思います。
辞書を引いてみると『生産性』という意味は、下記のように書かれていました。

大辞林 第三版の解説

せいさんせい【生産性】
生産のために投入される労働・資本などの生産要素が生産に貢献する程度。生産量を生産要素の投入量で割った値で表す。

つまり、平たく言えば、限られた時間で、どれくらい企業活動で成果が出せているかという事なんでしょうね。

非営利企業は別として、一般の民間企業であれば、利益を追求することが事業継続に直結するのですから、個々人がどれくらい営業に貢献できているかという部分を問うているのだと思います。

事務作業は営業と直結しないので、一概にそうは言えないと思いますが、1つの仕事に1時間掛かる人と、30分で終わる人では、倍以上の仕事をこなす訳ですから、会社への貢献度は大きいので、これも『労働生産性』が高いということができます。

1人で人の2倍仕事をこなす人がいれば、1人分の人件費が浮くわけですから、多大なる貢献度ということができます。

さて、話を週休3日に戻します。

それでは、総労働時間は同じであっても休日が増えることで、オフィスが稼働していない日が増えたことが、どのように労働生産性に影響したかを書いてみます。

まず、(主観的な)質的な評価としては、かなり日々の細かな仕事の所作がスリムになったように感じます。

例えば、『明日でいいや』という仕事も、明日が金曜日であれば『今日しなければならない』ということになります。

なので、顧客に対するサポートがきめ細やかになりました。

週末の休みを想定して、スケジューリングが細かくなりましたし、顧客に対して事前に『いついつまでにお返事下さい』というアナウンスもきめ細やかになりました。それに対して、お客様からの不満もありません。事前にアナウンスされていれば、お客様もそれに基づいて行動しやすくなるからです。

これは、金曜日を休みにしないと気づかない事でした。

これまでは、随分後回しにしていた仕事が多かったことに気付かされます。毎日、必死に効率的に業務をこなしているつもりでしたが。今までは、意外にルーズに仕事をしていたように感じています。

次に、1日が長くなったことで、午前中の時間が有意義になり、頭を使う仕事の生産性が上がりました。以前は、10:00から始業だったので、パソコンでメールをチェックしているうちに、あっという間にお昼になってしまいました。9:00〜の始業にするだけで、午前中が長いので、脳がフレッシュなうちに、クリエイティブな仕事がこなせるようになりました。

これは、朝早めにきて仕事をするのとは意味が違います。いくら朝早く来ているだけだと言っても、それが時間外労働ですから、残業とさほどかわりません。始業時間を早めたという所に意味があります。

次に量的な効果です。
これは、実際の売上の部分で見てみます。

売上については、ほとんど下がっていません。休みを変える前とほぼ同じ、むしろここ数ヶ月は上がっているかもしれません。

仕事の所作がスリムになり、売上が下がらないのであれば、言うこと無いという感じです。

33連休の効果

何よりも良いのが、毎週3連休であるという効果です。

スタッフも、十分リフレッシュできているようで、疲れた顔をして仕事をする人はいません。
月曜日からトップギアで仕事をこなし、終業時間まで黙々と仕事をして、スパッと終わって帰るという日々が続いています。

金曜日のお休みは、たっぷりと個人の時間に使えているようです。
平日なので、様々な施設も空いていますし、混雑に巻き込まれる事もなく余暇を過ごせます。

私は経営者なので、空いた時間でメールマガジンを書いたり、営業資料を作ったりしていますが、日常の営業時間にやるよりも効率的でライティングも進みます。これもとても良い効果です。

週末に用意したメールマガジンを、必要な顧客に発信できるので、さらに営業も強化できています。
1日の労働時間は長くなりましたが、それもたかが1〜2時間程度です。あっという間に過ぎるので苦にはなりません。

『働き方改革』というのは、あくまでも抽象的なスローガンに過ぎません。
それを、実際の仕事の場にどのようにとりいれるかは、会社経営をしている方の考え方に基づくものだと思います。

たとえ休日が増えたとしても、本当に楽しくてやる仕事は休日を使ってまでもやるでしょう。

よって、真の『働き方改革』とは、強引に残業を減らしたり、ただただ休みを増やしたりすることではありません。残業できないから、イヤイヤ自宅に仕事を持ち帰っても、本末転倒です。まずは、社内の仕事としてスリム化を図ったり、可視化して業務が停滞部分を見つけ解決を図ったりして、仕事自体の整理をしなければなりません。その上で、社員が堂々と休める環境を構築するのが、経営者の努めだと思っています。

また、状況が変わりましたらブログで報告いたします。

後藤ようこ

執筆者:後藤ようこ

後藤 ようこ取締役副社長

スキル

  • ランディング(執筆)
  • ディレクション
  • コンサルティング

大学病院で看護師として働いたのち、看護教員の資格を取得し看護教育に携わりました。
現在は株式会社ノーブランドの取締役としてウェブサイトやパンフレット制作のディレクションを担当しています。(ディレクションは20年以上の経験を持ちます。)
また、医療系の出版社で医療記事の連載をした経験があります。医療記事をはじめ、販促物に掲載する原稿作成(ライティング)も担当しています。医療知識を持っているため、医療、介護、福祉関係のお客様が多いです
これまで学んできた、教育学、人間関係論、心理学などの知識を活かし、販売促進に関わるコンサルティングも行っています。

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