

執筆者:後藤ようこ
イラストを作る
- 2016年09月14日
- コラム
昨今、オリンピックにまつわるクリエイティブな話題が賑やかですね。それらには、あまり突っ込みたくないのでスルーして、別の話題を投稿しますね。(笑)
当社では、多くのイラストレーターさんとお付き合いしています。
それぞれ、テイストが異なりますので、クライアントのニーズやイメージにあわせて、イラストレーターさんも、その都度選びます。
オリジナルイラストは、著作権毎買い取りますので、その後、どのような媒体でどのように使用しても良い契約でクライアントに納品します。そうしないと、後々、権利の問題でややこしくなるからです。
オリジナルイラストを作成するという工程は、実はいうほど簡単ではありません。
クライアントの要望を、できるだけ的確にまとめつつ、クリエイターさんの独創的なクリエイティブも期待しながら、制作の指示を出します。このあたりは、ディレクター力量が問われ所です。
当社では当然のことながら、イラスト制作過程において、何度か方向性をチェックするようにしています。まずは下絵の段階で、そして着色の途中で、そして着色後。
正直、最後の工程である「着色後」に大幅な修正や軌道修正がおこると、追加費用がかかる場合もあります。そのリスクを避けるために、要所要所でチェックするのです。
投稿した画像は、下絵の段階と着色後です。下絵の段階で、どれだけ出来上がりがイメージできるかがポイントになります。
正直、このイラストを作ってもらうのに、そんなに具体的な指示はししませんでした。
“光が刺すドアを開けて、新しい世界への扉を開く感じで、シックに上品に。”くらいでした。あとは、クリエイターさんが想像力豊かに作ってくれました。
ディレクターは、イラストレーターの力を信じて、あれこれいうより、違う方向に行っていないかをチェックする程度でいいのです。あとは、個々のプロフェッショナルにお任せしたほうが良い物ができあがります。ご参考まで。