2016
5/05
ソーシャルメディアの終焉がやってくる
日本の中で、ソーシャルメディア(以下、SNS)が広まるきっかけになったのがミクシィ(mixi)でした。しかし、ミクシィは紹介制でしか使う事のできないSNSだったため、どこか閉鎖的なコミュニティしか生まれず、先細りしていきました。その後、次世代のSNSとして日本のユーザーを集めたのが、Twitter(ツイッター)。これは、ITリテラシーの高い知識人や著名人が使った事で一気に広まり、日本はその使用アカウント数では世界3位を誇ります。
そして、FacebookやGoogle+、LINE、ピンタレスト、インスタグラム……。
現在、数多くのSNSが日本では使われています。
昔、こんな相談をうけました。
『Facebookがホームページの代わりになるので、オフィシャルサイトは要らないですか?』
数年前、Facebookが流行り始めた頃の事でしたが、私は、こう答えました。
『Facebookはオフィシャルサイトの代わりにはなりません。あくまでもオフィシャルサイトがあって初めて、Facebookが生きてきます。』
その後、その方は、オフィシャルサイトを立ちあげたかは不明ですが、今でも、このアドバイスは正解だったと思います。
TwitterやFacebookをはじめ、多くのSNSは、積極的な情報発信の出来るツールです。待ちの営業から攻めの営業ができるからです。いわば、フォロワーと言われる人に、常にメルマガを発行しているようなものです。
しかし、このSNS。
最近になって、もうそろそろ終焉を迎えるであろう、という記事が出始めるようになりました。つまり、数年前に先細りしていったミクシィと同じ運命をたどるということです。
SNSをしていない人には関係ない事かもしれませんが、今や、ビジネスでもSNSは無視できない時代だけに死活問題です。今回のコラムはSNSの終焉について書いてみたいと思います。
努力の方向
当社のクライアントで、毎日ブログを書いていらっしゃる方がいます。
もちろん、本業であるご商売に繋がる記事です。オフィシャルサイトの中に組み込まれたオリジナルブログですので、投稿された記事はすべてそのクライアントが契約しているサーバの中に蓄積されていきます。当然のことながら、このクライアントはSNSも併用されていますが、ブログよりも投稿は少ないのです。でも、ブログは毎日更新しています。
何故でしょうか?
ブログで書いた記事がキーワード検索で効果的にヒットするからです。キーワード検索で辿りついた1ブログ記事ですが、大元のブログには他の過去ログ(記事)が沢山載っていますので、ユーザーは関連記事をさらに読み深めることができ感動します。また、長文が書けるブログは、短い文章のSNSよりも、一度により多くの事をつたえることが可能です。
このクライアントは日々のブログ更新でこれらの事を肌身に感じているため、SNSよりもブログの方がメリットが高いと判断してのことと思います。
さらにいえば、大きな違いの一つにサーバの蓄積があげられます。
過去の記事が検索にヒットするというのは、自社の契約しているサーバの中に文字(キーワード)がたまっている事を意味します。SNSに投稿した記事は、自社のサーバにはたまらず、サービス提供側のサーバの中にとどまります。
もちろん、急に、そのサービスが終了した場合はリセット。水の泡です。ちなみに、いくら良い記事を沢山書いても、他社のサービスの中での財産でありますから、毎日苦労して書いている記事を取り上げられていると言っても過言ではありません。
この違いは、一見、僅かな差のように見えますが、大きな差です。せっかく努力するのであれば、確実に自分の身になる努力をすることが最適だということです。
終焉に備える
ここまで書いて、肝心な、“SNSが終焉を迎えたら何が困るの?”という素朴な疑問にお答えしていないので、これからまとめたいと思います。
まず、SNSに頼りっきりの方は、危機感を覚えなければなりません。あくまでも人様のサーバの中にせっせと記事を投稿している事を自覚して準備しておかなければなりません。
そして、折角、毎日SNSに投稿しているのであれば、同じ内容でいいので、オフィシャルサイト内のブログにも投稿すべきです。
これだけでも、全く違ってくるでしょう。
さらに言えば、SNSで投稿した内容は他でも利用ができます。定期的な刊行物(ニュースレター)などにまとめて顧客に配布したりしてもいいでしょうし、改めて内容を編集しなおして、Webサイトにページを設けてもいいでしょう。
しかし、これらはSNSが終焉を迎えるだろう、という危機感の元で喚起される行動でもありません。
日々、コツコツと行う情報発信こそ、販売促進ではとても大事で、効果が保証される行為であることを再認識することから初めることをおすすめいたします。
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