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後藤ようこ

執筆者:後藤ようこ

色上質紙で印刷する場合と、フルカラーで印刷する場合

  • 2018年09月05日
  • コラム

印刷業界においても、数年前から価格破壊が起こり、ネット通販で格安印刷できるサービスが乱立しています。
一昔前では考えられない価格で、カタログ・パンフレットの印刷が可能になり、ある意味、気軽にパンフレットを制作できる時代になりました。
 
紙のデザインや印刷業界にいる私達にとって見みれば、お客様に喜ばれるので、嬉しい限りではありますが、ただ単に安い価格で印刷物を提供すれば良いという訳でもなく、細かい所に気を配る必要があるので、それはそれで気苦労は耐えません。
 
一般の方々にとっては、『印刷』と一括りでとらえますので、そこに様々な種類があるとは想像しないわけです。
 
しかしながら、一言で『印刷』と言っても、そのやり方は様々で、お客様のご要望に応えるためには、どんなやり方がベストなのかを見極めながら提案をしなければなりません。
 
つい先日、あるクライアントから『保証書』のデザインと印刷をして欲しいと依頼されました。
 
『保証書』というのは、みなさんも一度は見た事があると思いますが、比較的しっかりした紙質で、それなりの高級感のある紙面になっています。
 
概ね、アイボリー系の紙に金券のようなデザインで印字されているケースが多く、その場合は、色上質という紙に印字されている場合が多いかと思います。
 
ここでいう色上質とは、最初から紙に色がついている用紙の上に、印字する印刷スタイルです。ここからは、簡単に色上質紙について説明していきます。

 

色上質

 
通常、色上質を使わない限りは、印刷する紙は『白』です。
用紙の種類によって、その『白』は、多少程度は異なりますが、基本的に印刷用紙は白色です。
 
反面、紙の地に色がついている用紙を使うケースがあります。
それは『色上質』という紙に印刷しているケースです。
 
『色上質』で印刷すれば、両面(裏表)同じ色に印刷可能で、印刷のたびに地の色が異なるという事はありません。
 
しかしながら、『色上質』は用紙の色が決まっていて、決まった色の中から選びます。
 
『このピンクとこのピンクの間』、みたいな色の選び方はできません。
 
色上質見本から紙色を選んで印刷をかけます。こちらが紙見本の一部です。
 

 
色上質紙の色見本は冊子になっていて、それぞれ色に名前がついています。黄色といっても、その濃淡違いで数種類あって、イメージに近い色を選んで、その紙に印刷をします。紙の厚さも数種類あります。
 
このように、色上質で印刷する場合には、毎回毎回、紙の地の色が変わるというリスクはありませんので、できるだけ誤差を避けたい場合には色上質の色を決めて印刷するのが正解です。
 

カラー印刷

 
反面、色上質を使わずに、白い紙に背景色としてカラー印刷で背景を作る場合もあります。
 
背景の色は、どんな色にもできる半面で、印刷してみないと確実な色は確認できません。
 
さらには、印刷のたびに、色の誤差が生じます。
 
色の誤差を生じないために、印刷会社さんに色合せをしてもらったり、色校正をとったりすることもできますが、その分費用がかさみます。
 
できるだけ安くあげたい場合には、これらの費用をカットすることが多いです。

もともと印刷してあるものがあって、それと同じように印刷をしたいと希望されている場合で、全面にベタ塗りの色がついている場合は、色上質であるか否かについて確認しなければなりません。印刷費用面では、色上質を選ぶほうが、カラー印刷よりも少し割高になります。費用を抑えることを前提に、色上質ではなく普通の紙に変更する場合には、色の誤差がでることを踏まえて判断しなければなりません。心配な場合は、初回は色校正(簡易校正)を入れたほうが、より完全かと思います。
 
これらの事から、色上質を使う場合とカラー印刷で背景を作る場合では、多少のメリット・デメリットが異なることがお分かりいただけたかと思います。
 
印刷の仕上がりは、どんな方式をとっても同じだと勘違いされるケースがありますが、やり方によっては、毎回誤差が生じたりします。印刷オペレーターによっても異なりますし、その日の気温や湿度、印刷機械によっても微妙な誤差が生じます。色について気になる場合には、デザイン会社や印刷会社さんと、丁寧に条件をすり合わせてから選ばれたほうが良いと思います。
 
ご不明な点はお気軽にご相談ください。

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