販売促進のネタ

後藤ようこ

執筆者:後藤ようこ

国内メーカーのスマホCMがひどすぎる【Vol.3】

  • 2013年09月30日
  • コラム

Apple
商品やサービスを演出しろ

 

それでは、押さえておきたいポイントの2つ目。「商品やサービスを演出しろ」の話です。
前回でもお話しましたが、人は動機がなければ行動は起こしません。
その事を念頭に、考えていきます。

 

アップルの場合、商品を説明する際にシュチュエーションを活用しています。
単純に機能や性能を伝えるのではなく、様々なシュチュエーションやシーンの中に織り交ぜて伝えています。
例えば、オフィスであったり、外出先であったり、調理中、ジョギング中、通勤中など、様々なシーンでどの様な事が出来るのかを実演しています。
オフィスで作った書類を自宅で編集したり、外出先から一日のスケジュールを確認したり、具体的です。今でこそ特別な事ではなくなりましたが、これらの事を初めてCMで見た時には、ついにここまで来たかと思ったものです。
具体的な操作を演出されることで、商品の理解が深まると同時に、商品価値への気付きにもつながっています。(自分もやってみたいと言う動機)

 

また、アップルの場合には、効果的に商品を演出するために、機能や性能などを数字やデータだけでは示しません。
全て「感覚」に置き換えてしまいます。CMならば、先程のシュチュエーションを使って。そして文字の場合には、「不可能と思われていた、まったく新しいデザイン」「何一つ省かずに小さくしました」の様に、まずは感覚として伝えます。
そして、これまでの商品や、他社商品との比較で、「驚くほど」「圧倒的」「これまでの2倍」などの表現を使い、アピールしていきます。

 

もちろん、「驚くほど」「圧倒的」などの表現には、具体性が乏しく曖昧な部分もあります。
数字で比較しないと解らないのも事実です。
しかし、それらの細かい数字まで求めるのはごく限られた人たちです。(ハイテク国である日本では、数字にこだわる傾向が他国よりも強いとされていますが、それでも全体の一部)

 

国内メーカーには、残念ながらこの細かい数字で性能の有利をアピールするケースが多くあります。
おそらく、国内メーカー=製造メーカーだからだと思います。
製造者として細かい数字を求めるのは、ある意味当然かもしれません。
しかし、販売のマーケティング的には、決して正しいとは言えません。

 

一方、アップルは製品のほぼ全ての部品を製造メーカーに開発してもらっています。
目的にかなった部品を寄せ集め、形にしているにすぎません。
そのために、細かな数字をアピールするよりも、商品を魅力的に演出し、「感覚」を印象づけることに力を注ぎやすいと考えられます。

 

近年、アップルの成功と比較して「なぜ、国内メーカーにはiPhoneの様な魅力的な商品が作れないのか?」などと疑問視されましたが、この疑問が的を得ているのか微妙です。
なぜなら、商品づくりも重要ですが、商品を如何に演出し魅力的に見せるのか(ブランディング)の方が重要だと思えるからです。

 

iPhoneがスマートフォンを確立しました。
しかし、今では性能的には国内メーカーも引けを取るものではありません。ところが、販売のために重要なCMを始めとするマーケティングは、まったく追いついていないと思います。

 

私たち中小零細企業も、自社の商品やサービスを前から見るだけでなく、斜めや後ろから捉え、様々なシュチュエーションを提案し、魅力的に演出してアピールする必要があります。

 

最後に、例の国内メーカーのスマホCMですが、第二弾の放送を見ました。
今度は、ダンサーがいつもよりも多めに頭で逆立ちして回っています。
いわゆるブレイクダンスですかね。それはもうすごい回りっぷりです。そしてCM最後は例のあの決めゼリフ、「この感覚が(商品名)」。
う〜ん、そざかし良く回せるんでしょうね・・・って、一体何のCMだ!

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