

執筆者:後藤ようこ
過去の失敗
- 2014年02月28日
- コラム
そういえば、すごく大昔の事ではありますが、当社も詐欺(まがい?)にあった事が1度だけありました。
ちょっとだけお付き合いのあったクライアントの会社に勤務していた人が、今度独立して広告関連会社を立ち上げるとのことで、あるフリーペーパーのデザインをしてほしいとの事でオファーを受けました。
フリーペーパーなので複数の広告主の広告が沢山入る大きな誌面の紙媒体です。
数カ月後、いよいよリリース直前に、その人と連絡がつかなくなりました。
丁度、請求書を発行するタイミングです。名刺をお持ちだったので、その名刺にかかれた住所に行くと、そこは田んぼの真ん中。100万円ほどの請求金額は貸し倒れ。もちろん、媒体も発行はできていませんでした。つまり、私たちがデザインしたゲラをもって広告主を訪れ、広告料金だけを回収した、という事なのでしょう。オフィスの住所が田んぼの真ん中ということは、やはり悪意があってのことでしょうかね?真相は闇の中ですが….。
本当に、随分昔のことなので、どんな顔だったか忘れてしまいましたが、今でも、請求書を発行したい気分です。
持ち歩こうかしら?(笑)
それ以降、当社では、顧客の支払い方法は、初めてのお取引の場合の支払い方法を工夫しています。こういうことが多くあるというわけではありませんが、多くの制作会社さんでは、着手時に支払いが生じるケースが多いようです。
制作会社さんに見積書をとる時は、必ず「支払い条件」も確認したほうが懸命です。この事件以降、こんな事に巻き込まれたことは一度もありません。高いお勉強代でした。