

執筆者:後藤ようこ
郵便局のダイレクトメール タウンプラスを活用しよう
- 2021年09月07日
- コラム
タウンプラスとは
郵便局のダイレクトメールサービス「タウンプラス」は、日本郵政による郵便配達を利用した配布サービスです。
他の配達サービスと比べ、全世帯への配達を可能としており、最新の転居データに基づき配達するため、表札のない住宅や住宅地図にないご家庭にも、確実に配達できるという特徴があります。
従来、ローカルな情報の販促方法として選ばれているのが、新聞折込広告とポスティングです。
しかし昨今、新聞を購読しているご家庭が減っています。それゆえに、新聞に折り込まれる新聞折込広告の効果も下がっており、新聞折込広告のニーズが減ってきています。また、ご家庭のポストに投函されるポスティングサービスも同様で、確実にポスティングされているかどうか不透明だという心配もつきまとうほか、集合マンションなどでは「ポスティング禁止」という所も増え、こちらも効果が低下していると言われています。
これら、新聞折込広告やポスティングサービスにかわるダイレクトメールサービスとして、昨今、郵便局の「タウンプラス」に注目が集まっています。
郵便局が提供している「タウンプラス」は、宣伝用の広告物を、郵便局の配達員が全世帯に配布してくれるサービスです。ポスティングサービスと異なり、郵便局による配達であることが、確実な投函を可能にしています。
そういう点から、店舗の新規オープンの告知やキャンペーンのお知らせなどを「タウンプラス」を使って、近隣の住民への告知を強化することができます。
タウンプラスの特徴
郵便局のダイレクトメールサービス「タウンプラス」には以下の特徴があります。
配布のカバー率が高い
郵便局の配達員が、全郵便受け箱に配達するため、最もカバー率が高いエリアターゲティングメディアだと言われています。もちろん、オートロックマンションなどへの配達もしてくれますし、離島や山間僻地など、ポスティングサービスや新聞折込広告ではカバーできないエリアへの配達もしてくれます。
「エリア配達件数シミュレーター」は、ご希望の都道府県名をチェックすると、タウンプラスを配達可能な件数が表示されるようになっているので、配達件数を事前にチェックしてみるのもいいでしょう。
郵便局員が配達
「タウンプラス」の特徴は、なんといっても、いつも配達している郵便配達員が郵便物と同時配達するという点です。新聞折込やポスティングではカバーしきれないエリアもカバーできます。郵便局員による配達であることが信頼性を高める点も特徴の1つです。
全国一律料金
タウンプラスの料金は通数、形状、重量により決定し、離島や山間僻地などでも料金が変わらないという特徴があります。
タウンプラスの料金と諸条件
タウンプラスの諸条件は以下の通りです。
定形サイズ
大きさ
最小:9×14cm
最大:12×23.5cm
厚さ:1cm以内
重量:100gまで
料金目安
定形内 25g (区内)27円 (配達統括支店)29円 (その他)31円
定形外 25g (区内)41円 (配達統括支店)43円 (その他)45円
※価格の詳細はお近くの日本郵政にご確認ください。
サービスの流れ
- ①地域の配達箇所数の提示してもらう:配達を受け持つ事業所で地域単位の配達箇所数を提示してもらいます。
- ②配達地域を選ぶ:配達して欲しいエリアを市・町・丁ごとに選択できますので希望エリアを選びます。
- ③発送計画:配達開始希望日から逆算して14日前に「差出計画書」を提出します。配達が完了するのに7日程度かかりますので、それを見込んで差出計画書を提出します。「差出計画書」のフォーマットは郵便局の担当の方からもらいます。
- ④発送準備:配布したいダイレクトメールを作成します。
- ⑤差出:配達を受け持つ事業所に差出票と郵便物を持ち込みます。同時に現金で支払いして完了です。
タウンプラスの作成方法
タウンプラスを使って配布するダイレクトメールは、ある一定のお約束があります。注意してダイレクトメールの作成に取り組みましょう。
- ①後納・別納の表示をします。後納マークの下、1/2まで広告のデザインを入れることが可能です。また、後納表示は、直径が2〜3cm四方にしましょう。サイズが決まっていますので注意が必要です。
- ②明確に「タウンプラス」を記載します
- ③サイズは短辺 9~25cm以内、14~34cm以内です
事前区分について
上記の仕様でダイレクトメールの印刷が完了したら、配達を受持つ事業所の指定によりタウンプラスを結束します。結束の仕方は2パターンありますので、それぞれの配布エリアごとに応じて結束方法を選択します。
パターン1
- ①地域単位の通数ごとに分ける。
- ②用紙に地域単位の郵便番号・名称・通数を記載する。
- ③①で分けたタウンプラスの表面に②の用紙をのせ、ひもでしっかりと十字に結ぶ。
パターン2
- ①一定の通数ごとに分ける。(※形状により概ね50通又は100通ごと)
- ②分けた通数を記載する。
- ③①で分けたタウンプラスの表面に②の用紙をのせ、ひもでしっかりと十字に結ぶ。