販売促進のネタ

執筆者:後藤ようこ

UDの基本【ユニバーサルデザインに沿った わかりやすいパンフレットづくり】

UDをパンフレットづくりにどのように盛り込むか

UD(ユニバーサルデザイン)という言葉を知っていますか?

この世界では、多様な人々が共存し、おなじ生活空間を共有しています。

私達が住む日本においても、障害をもつ人、高齢者や子ども、そして日本語を母国語としない外国人など、多種多様な人々が多く存在し、ひとつの都市や街を構成しています。

そんな中、そこに暮らす人々に何かを伝えたいと考え、チラシやパンフレットなどの印刷物を作ったのに、すこしの配慮が不足したため、十分に伝わらない事が多々あるということを知っていますか?

せっかく作ったパンフレットやポスターが、ちょっとした配慮が足りなかったばかりに、情報が正確に伝わらないことがあるのです。

そこで注目されているのがUD(ユニバーサルデザイン)です。

UD(ユニバーサルデザイン)とは、障害の有無や年齢、性別、人種などにかかわらず多様な人々が利用しやすいように都市や生活環境などをデザインする考え方です

実は、この考え方は各種印刷物製作時にもあてはまります。

また、法律の側面からもこれらが求められています。

平成28年から施行された『障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律』では、すべての人が障害の有無にかかわらず差別されない社会を目指すため、行政機関や事業者に、不当な差別的取扱いの禁止、そして負担になりすぎない範囲での合理的配慮の提供が求められることを定めています。

さまざまな状況の人々に、できるだけ正確に伝わるように配慮することが、この時代には求められているのです。

印刷物におけるUDに基づく配慮

それでは、UD(ユニバーサルデザイン)に配慮した印刷物は、どのような方々に求められているかについてまとめていきたいと思います。

個々のさまざまな事情により、情報を読み取るのが難しく苦手な人がいます。以下に代表例をまとめてみました。このような方々にもユーザーフレンドリーな印刷物にすることが求められています。

①視覚障害者

弱視者は、周囲の明るさや対象物のコントラスト等の状況によって、同じものでも見え方が異なる場合があります。そのほか、視野の欠損により周囲の情報を十分にとらえることができない障害や、視野の中心の暗点により見えにくいなど、さまざまな障害があります。

②色弱者

色弱者の大部分が「赤~緑」の波長域の見分けがつきづらく、濃い赤が黒に見えることがあります。ほかにも、明度や彩度の近い色の識別が困難です。色弱者は、男性では20人に1人、女性では500人に1人の割合でいると言われています。(全国では300万人以上いる)

③高齢者

40歳代以上になると視力の変化を自覚するようになり、その後、加齢とともに色覚機能も低下していきます。黄系や青系の感度が鈍くなり、コントラストに対する感度も低下します。また、白内障になると視野が白濁し、すりガラス越しのような見え方になります。

④聴覚障害者

早い段階で失聴した場合、言語を習得する前から聴覚障害を発症してしまうため、複雑な表現や難しい漢字などを理解することが苦手な人がいます。

⑤知的障害者

知的機能の障害があり、複雑な表現や難しい漢字などを理解することが苦手な人がいます。

⑥精神障害者

統合失調症、気分障害、てんかん等の精神疾患を抱えている人は、ストレスに弱く疲れやすい傾向にあります。そのため、物事の内容を理解するのに時間がかかる人がいます。

⑦発達障害者

複数の情報に同時に処理し、全体の意味を把握することが苦手な人がいます。しかしそんな方は、特定の物事を理解するのは得意だったりします。このように、ご自身の能力にアンバランスさを抱えている人がいます。

⑧子ども

年齢によっては複雑な表現や、教えられていない漢字などを理解することができません。

⑨外国人

母国語が日本語でない場合、複雑な表現や難しい漢字などがわかりにくいことがあります。

ユニバーサルデザイン

印刷物におけるUDに基づく具体的な工夫

次に、上記のような特徴をもつ方々にも、見やすい読みやすい印刷物にする工夫についてまとめてみたいと思います。
UD(ユニバーサルデザイン)に配慮した印刷物は、どのような点に配慮して作ればいいか、以下にポイントをまとめます。

①文字の大きさ

できるだけ大きな文字で作成する。(例:A4判の場合は、14ポイントで太字)

②文章表現

耳で聞いたときにわかりやすい文章にする。

③表やグラフ、写真への配慮

表グラフ、写真、図等には説明を加える。

④色の使い方

色の見え方は一様でないことを常に意識して作成する。

⑤マークなどの使い方

重要な情報は、色以外の手がかりとなる数字やマークも入れる。

⑥コントラスト

文字と背景は、できるだけコントラストの差がある組合せにする(明るい背景に暗い文字など)。

⑦言葉の使い方

外国語や略語に気をつけ、わかりやすい言葉を使う。やさしい日本語にする。

⑧ルビ

難しい漢字を使う場合は、ひらがなやカタカナのルビをつける。

⑨文章の長さ

長い文章を読むことが苦手な人もいるため短い文章でまとめる。

⑩お問合せ先などの情報の工夫

お問合せ先など大切な情報には、FAX番号やメールアドレスなども併記する。

⑪イラストや写真

イラストや写真を取り入れ、やさしくわかりやすい言葉で表現する。

⑫装飾

必要以上の装飾は避け、ポイントを絞ったシンプルなレイアウトにする。

⑬多言語化

積極的に多言語で情報をいれる。各自治体によるガイドラインを参考に多言語対応の改善・強化に努める。

ユニバーサルデザイン

拡大してみる

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まとめ

以上、UD(ユニバーサルデザイン)を配慮した印刷物を作るための基本的な情報をまとめてみました。
本テーマは5本の記事で構成されています。次は、以下の記事を御覧ください。

【ユニバーサルデザインに沿った わかりやすいパンフレットづくり】文字の工夫

なお、本記事は以下の『わかりやすい印刷物のつくり方 ~ユニバーサルデザインの視点から~』を参考にしてまとめています。

参考:わかりやすい印刷物のつくり方 ~ユニバーサルデザインの視点から~

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