

執筆者:nobrand
数秒でとりこにする広告コピー
- 2013年07月07日
- コラム
電車の中吊り広告の秀逸なコピーに学ぶ
先日、電車の中でなかなか秀逸な本の紹介広告を見ました。
本の内容を紹介するコピーがとても良かったので紹介したいと思います。
タイトル:心を上手に透視する方法
トルステン・ハーフェナー (著),
福原美穂子 (翻訳)
電車の中吊り広告には、本の内容を紹介する目次のようなキャッチコピーがびっしり掲載されていました。コピーを考えるのに、とても参考になると思うので少し、抜粋して掲載したいと思います。
- 一言も話さずに相手を知るための「チェックポイント」
- 毎日見ているものでもきちんと覚えていない理由
- 目が動いた方向によってわかる、これだけのこと
- 瞳孔の大きい女性がとびきり魅力的に見えるワケ
- 「つくり笑い」かどうかは、持続時間と目を見ればよい
- 赤ん坊を見るとき、首を傾けるのはなぜ?
- 「成功している人たちが」まったく使わない言葉
- 好奇心をかき立てる「否定の言葉」を効果的に使う
いかがでしょうか?
もっと沢山コピーはあったのですが、特徴的なものだけを抜粋して掲載してみました。
どれも、「知りたい知りたい」と思わず頷いてしまいそうな内容ばかりだと思いませんか?
常日頃から疑問に思っている訳ではないのだけれど改めて解説してもらうとなると、どれも知りたくなるような内容ばかりに見えてきます。こうして、本に興味を抱き、書店で手に取ってしまう事になります。
このコピーの中で、なんとなく見ていると、●●ではない、という逆説的な言い回しが多いのに気づきます。
一言も話さずに/覚えていない/まったく使わない/否定の言葉などなど…..
魅力的なキャッチコピーには、こういった逆説的な言葉を巧みに使う事も面白い効果を生み出します。
日頃のキャッチコピー作りの参考にしたい事例でした。