

執筆者:後藤ようこ
ブログから始めようは微妙…
- 2016年07月15日
- コラム
梅雨に突入してからというもの、毎日、雨の心配をしなければならない日々。外出も洗濯物の乾き具合も、サッカーW杯も、なにもかも気になる毎日です。(笑)
久しぶりに、販促コラムを書いてみましたので、ぜひ、ご覧くださいませ。
時々、こんな事を耳にします。
『ビジネス用のWebサイトを作成するにはお金もかかる、ならば、手っ取り早いところで、ブログから初めてみるのがいい』といった類(たぐい)の内容です。
一見、「ふむ、ふむ」と興味深く感じる内容です。
ただ、日々、販売促進や企業の売上向上などに関わる私たちとしては『まて、まてー。』と言いたくなってしまいます。
もちろん、ブログとは、個人であろうがビジネス用であろうが、非常に活用しやすく、安価に導入でき、発展性のあるツールです。記事を書けば書くほどメリットが享受できる素晴らしいツールであることは揺るぎない事実です。
しかし、『予算が無い場合ブログから始める』というのは、かなり微妙です。
なぜなら、
どのような業種であろうと、Webサイトがビジネスの販売促進の屋台骨に なるものであり、それ無くしてブログから、というのは、かなり無駄が多いし、ちょっとピントがずれてしまいます。ビジネスをしていく以上、それなりの Webサイトがあって初めて、様々な商談や引き合いが起こります。なので、予算がなければブログから….ではなく、なんとか予算を捻出して、まずは Webを立ち上げてから、次のステップとしてブログで拡販を強化する!という考え方がベーシックなのです。
日々、オフィスで仕事をしていると、多くの営業電話を頂戴します。
「Webサイトを見た」と、お客様からのお仕事の依頼も多いのですが、営業の電話も沢山かかってきます。
営 業電話は、まるで押し売りのイメージがありますが、そんなことはありません。自分たちの仕事にメリットがあるだろうお話は、積極的に検討することが必要で す。そんな時、電話で話をしながら、見も知らぬ相手の企業の情報をネット検索します。Webサイトを見れば、相手がどれくらいの規模で、どんなビジネスを しているかなど、おおまかに理解できます。それを見て、資料を送ってもらう、商談してみるなどの、ファーストステップに移っていくわけです。Webサイト は、巨大な辞書でありデーターベースです。逆に、そこにヒットしてこない企業は、信頼性さえも薄くなりますので、もちろんビジネスチャンスも大きく失って しまいます。
ですから、どんな業種であれ、長期的なビジネスを考えるのであれば、Webサイトが必要なのです。そし て、予算がなかなか捻出できなければ、できるだけコストを削りながら、必要な部分は削ることのないよう、信頼できる業者さんに土台を作ってもらうことが先 決です。そして、それができたら、あとは、ブログなどで、効率よく定期的に記事を増やしていけばいいわけです。
しっかりしたWebサイトなしに、まずはブログから…という気持ちもわかります。
しかし、先にブログだけを立ち上げるという方法で削減した経費よりも、できるだけコストをおさえながらも、まずはきちんとしたWebを立ち上げて得られる売上の効果の方が、何倍も効果的だということを、しっかり理解して取り組んだほうが良いと思います。