

執筆者:後藤ようこ
2015年のスマホ向け広告出稿料は、前年比23.6増の3717億円。
- 2016年10月28日
- コラム
先日、朝日新聞にこんな記事が掲載されていました。(下記参照)
http://www.asahi.com/articles/DA3S12619780.html
フェイスブックジャパンでは、より一層、Facebook広告のモバイルファースト化を進めているという記事です。
Facebookでは、全体の広告売上の8割が携帯端末からによるものだそうです。それもそのはず、Facebookの利用者の92%がモバイル経由で情報を閲覧しているのですから、当然の結果でしょう。
また、本記事で興味深かった事はもう一つあります。
Facebookにおけるモバイル広告については、すぐスクロールされて読み飛ばされるのを防ぐため、最初の3秒で目に留まるような広告の内容になるよう工夫しているという点です。昔は8秒ルールと呼ばれ、最初の8秒でいかに目を止めてもらえるかを工夫することがウェブサイト作製では重要視されていました。現在は3秒なんですね。(笑)ネットインフラが整備され、通信速度も早くなったので、今は3秒もあれば十分判断可能ということでしょう。
より一層、一瞬のインパクトを、いかに効果的に見せるかが問われる時代になっています。
また、広告費の売上という意味でも興味深いものがあります。
2015年のスマホ向け広告出稿額は前年比23.6%増(3717億円)なんだそうです。さらに、2020年には7500億円になるだろうとの予測がでているのだとか。ますます、スマホ広告市場は巨大化していくようです。
そこで考えなければいけないのは、各企業のサイトのモバイル対応です。
広告とサイトは別物、、、、という訳にはいきません。アクセス解析をみても、パソコンとモバイルからのアクセスではモバイルが超えているサイトがほとんどです。そうなると、モバイル端末に適応していないウェブサイトは、どうなるのでしょうか?この3秒の間に、『見づらい』と判断され、クローズされてしまうリスクが大きく高まると言えるでしょう。
モバイルに適応していないサイトを必死に見てくれる人は、よほどの熱狂的なファンか、どうしても必要に迫られて..という以外にはありえないでしょう。それほど、ウェブサイトのスマホ対応が必須の時代ということが言えます。
当社でも、スマホ対応されていないお客様には、順次スマホ対応のリニューアルのご提案をさせていただいております。ぜひ、お気軽にご相談ください。
<参考:朝日新聞 2016年10月22日 朝刊>